以下の賃貸物件(デモ)の例では VK Blocks Pro の投稿リストを使って各駅周辺の賃貸物件を表示していますが、該当物件が登録されていないときには駅名の見出しごと非表示にするカスタマイズを行っています。
※賃貸物件はデモ用のもので実在しません。
長岡駅周辺の賃貸物件
越後湯沢駅周辺の賃貸物件
カスタマイズ内容
上記の賃貸物件情報は上から
- 長岡駅周辺の賃貸物件
- 越後湯沢駅周辺の賃貸物件
- 浦佐駅周辺の賃貸物件
の順に並んでいますが、(この記事を投稿した時点では)越後湯沢駅周辺は物件が登録されていないので、見出しごと非表示になっています。
カスタマイズしない状態だと以下のように表示されます。
カスタマイズ手順
カスタマイズ手順は以下の通りです。
グループで囲む
投稿リストと見出し(H2)をグループに入れて、見出しの位置を後にします。
グループには 追加 CSS クラス「each-area」を指定します。
CSS
子テーマのスタイルシートなどに以下の CSS を追加します。
.each-area .wp-block-group__inner-container {
display: flex;
flex-direction: column-reverse;
}
.each-area .wp-block-group__inner-container h2 {
width: 100%;
margin-top: 2em;
}
.each-area .alert-warning,
.each-area .alert-warning + h2 {
display: none;
}
見出しを投稿リストの後に置いて、CSS の隣接セレクタを使って投稿リストの後ろの見出しを非表示にしているのが今回のカスタマイズのポイントです。
そして、フレックスボックスを使って投稿リストと見出しの位置を入れ替えています。
(私の知識では)見出しが前にあると CSS で非表示にできないんです。
でも、もしかしたらやり方があるのかな?
コンテンツの後に見出しがあるのは SEO 的にどうなの?って気になりますが、そこまで気にしないって場合は使えるやり方です。
もっといいやり方がもうすぐ使えそうです【2023.3.2 追記】
見出しと投稿リストの順番を入れ替えなくても、以下の CSS で希望通りの結果にするやり方もありますが、2023.3.2 の時点で Firefox はまだ :has() をサポートしていません。(Firefox 以外の主要ブラウザは対応済みです)
.each-area:has(.alert-warning) {
display: none;
}
Firefox も年内には has をサポートするらしいので、このスマートなやり方が使えるようになるのはもうすぐです。
この記事に書いた賃貸物件の例だと、(一部のブラウザで)表示されたらごめんなさい... で済ませることができそうなので、もう使ってもいいかもしれません。
Firefox が :has() に対応しました
2023年12月19日に :has() に対応した Firefox 121 がリリースされました。
これで主要なブラウザの対応が完了しましたので、上記のシンプルなやり方がふつうに使えるようになりました🙌
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